こちゃるめるそう (小チャルメル草) 

学名  Mitella pauciflora
日本名  コチャルメルソウ
科名(日本名)  ユキノシタ科
  日本語別名  
漢名  
科名(漢名)  
  漢語別名  
英名 (English Name)  Miterwort
2024/03/03 植物多様性センター 

2023/04/23 小石川植物園 (冷温室) 

2006/05/04 桧原都民の森

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 チャルメルソウ属 Mitella(嗩吶草 suŏnàcăo 屬)には、北半球に21種がある。

   モミジチャルメルソウ M. acerina
   アマミチャルメルソウ M. amamiana(Asimitellaria amamiana)
         
絶滅危惧IA類(CR,環境省RedList2020)
   ヒメチャルメルソウ M. doiana
   タイワンチャルメルソウ M. formosana(臺灣嗩吶草)
   M. furusei
     ミカワチャルメルソウ var. furusei(M.kosiensis var.furusei)
     チャルメルソウ var. subramosa
   ミノチャルメルソウ M.×inamii
コチャルメルソウとチャルメルソウの雑種
   エゾノチャルメルソウ M. integripetala
   オオチャルメルソウ M. japonica
   ツクシチャルメルソウ M. kiusiana
   コシノチャルメルソウ M. koshiensis
   マルバチャルメルソウ M. nuda(嗩吶草,サナイソウ, suŏnàcăo)
        
日本(北海道・明石山脈)・朝鮮(北部)・黒龍江・吉林・内蒙古・
        ウスリー・シベリア・北アメリカに分布
   コチャルメルソウ M. pauciflora
   M. stylosa
     タキミチャルメルソウ
(ハリベンチャルメルソウ) var. stylosa(M.leiopetala)
     シコクチャルメルソウ var. makinoi(M.makinoi)
   トサノチャルメルソウ M. yoshinagae
    
 ユキノシタ科 Saxifragaceae(虎耳草 hŭĕrcăo 科)については、ユキノシタ科を見よ。
 和名のチャルメルソウは、「其果實ノ開口セル狀喇叭ニ類スル中國樂器ノちゃるめら(嗩吶)ニ似タル故云フ」(『牧野日本植物圖鑑』)。
 チャルメラとは、オーボエに似た木管の複式リード楽器の名。名称は、ポルトガル語名のチャラメラ charamela の転訛。実体は、ペルシア語名をスルナイ surnay と呼ばれたものの伝来。
 スルナイは、明代に漢土に入り、嗩吶(サナイ,suŏnà)などと音写された。日本には江戸時代末期に明清楽の楽器として入り、漢名のまま嗩吶と呼ばれたが、一般にはこれをチャルメラと呼んだ。
 円錐形の管に、表7・裏1の穴を持ち、先端に銅又は真鍮製の朝顔状のラッパをつけている。
 漢土にはマルバチャルメルソウが分布し、これを嗩吶草(サナイソウ,suŏnàcăo)と呼ぶ。
 英名は、司教冠 miter の草の意、実の形から。チャルメルソウ属の植物の通名。
 本州・四国・九州に分布。
 



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